<補足>ClassT D-3Mの生成
外接球の半径rを1.0とすると、§3から、
頂点 | x | y | z |
a | 0.8944271910 | 0.0 | 0.4472135955 |
b | 0.7236067977 | 0.5257311121 | -0.4472135955 |
また、ClassT D-3の頂点d'および頂点eの座標値は次の値になります。
頂点 | x | y | z |
d' | 0.9642754578 | 0.2017741062 | 0.1716393065 |
e | 0.7946544723 | 0.5773502692 | 0.1875924741 |
頂点d'と頂点eのz座標が異なるため、この2点はx-y平面(赤道面)に平行な平面上にありません。そこで、どちらかの点を移動してz座標を同じにすることを考えます。
頂点eは、もとになる正20面体を構成する正三角形の重心を球面上に投影した点なので、この点を移動すると対称性が壊れてしまいます。そこで頂点d'を移動することにします。
移動された頂点をdとします。まず頂点dを求めることにします。頂点dは直線ab上の点cを外接球に投影した点なので、外接球の中心Oと頂点aと頂点bを通る半径r=1.0の大円の弧ab上にあります。そのz座標は0.1875924741なので、弧abと赤道面と平行でz=0.1875924741の平面との交点として求めることが出来ます。
頂点 | x | y | z |
d | 0.9634690536 | 0.1911450928 | 0.1875924741 |
頂点dが求められたので、直線Odと直線abの交点として点cを求めることが出来ます。この点cは、直線abを0.3170857159:0.6829142841の比で内分する点になります。対称性を考慮して、もとになる正20面体を構成する正3角形の分割パターンを下の図に示します。
s = 0.3170857159
t = 0.3658285683