曲面上の任意の点において、R1=R2≡Rが成り立つような特別な曲面が半径Rの球面を示します。
とりあえずドームの外観的な特徴は定義できました。しかし、ドームを実際に構築する場合の構造はいろいろなものが考えられます。鉄骨のフレームに外版を取り付けたものもあれば、鉄筋コンクリート、鉄骨コンクリートあるいは、東京ドームのような幕構造もあれば、イヌイットの氷を切り出したブロックによる組積み構造もドーム構造と呼んでよいでしょう。
以上見てきたように、ドーム構造には、例えばトラス構造とかアーチ構造などのように固定された一つの構造形式が存在するわけではなく、「外観上ドーム形状を呈する屋根をつくる構造方法の総称」と理解すればよいでしょう。
このホームページでは、木造のドームハウスをパネル工法によって作ることを目的に、その基本的な理論から、実際の部材加工までを紹介していきたいと思います。
なお、このホームページで紹介している内容について、詳しい数値が知りたい方は、計算プログラムを用意しておりますので、ご利用ください。必要な方はダウンロードサイトにアクセスしてください。